糖尿病内科

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糖尿病内科とは

私たちは食物を消化して腸から吸収し、その栄養を全身へおくって、筋肉などを動かすエネルギーにしたり、肝臓で身体にとって使いやすいさまざまな物質に変換したり、あまった栄養を脂肪などの貯蔵物質として蓄えたりします。

生きてゆくために毎日必要な作業ですが、この時に大活躍するのが、インスリンという膵臓から分泌されるホルモンです。

血液中の糖分を「血糖」とよびますが、インスリンは、血糖を下げる唯一のホルモンです。このインスリンの働きが悪くなったり、インスリンの分泌量が減ってしまうと、結果的に血糖が上がってしまいます。この病気が糖尿病です。糖分だけではなく、さまざまな代謝の異常も起きることがわかるとおもいます。

糖尿病を診る診療科として、「内科・糖尿病内科・糖尿病内分泌内科」などが挙げられます。

糖尿病の説明

一般的な「内科」との違いは?

一般内科でも、糖尿病の治療をおこなっています。糖尿病がごく軽症の場合、非常にコントロール状況の良い場合などは、他の持病とまとめて一般内科のかかりつけ医に診てもらう方が、便利なこともあります。

一方、糖尿病は一人ひとり体質も生活習慣も異なり、病気の進み方や薬の効き方も千差万別なので、単に「糖尿病」と診断すれば終わり、というわけではありません。
当院外来担当医は全員糖尿病専門医で、糖尿病に関する豊富な知識を基に、そのかたに合った診断治療が可能です。

ご自分の今かかっている内科で、糖尿病がなかなか良くならない場合、現在どういう状態なのかわからない、という場合、ぜひ当院をご受診ください。患者さんの病状を的確に把握したうえで、生活改善のアドバイスと適切な投薬を行います。

糖尿病の原因

糖尿病専門医とは(日本糖尿病学会ホームページ)

また糖尿病の診療は、実は最初が肝心です。「糖尿病の疑い」と診断されたらその時点で、糖尿病を正しい知識を持ち、将来にわたる注意点や、治療を中断しないことなどを、患者さんによく理解していただく必要があります。こうした説明も、糖尿病内科の重要な仕事です。

ですので、健診で「糖尿病」や糖尿病の「境界型」と判定された時点で、受診することが望ましいです。
健診をやりっぱなしせず、要精査となったら受診しましょう。医者が検査をし、悪くなったら薬をだす、だけでは決して良くなりません。

糖尿病内科は、血糖値だけを診ているわけではありません。総合病院の中にも、糖尿病内科があり、目や腎臓などに合併症をお持ちの方の血糖コントロールが悪化した際に、集中的に治療を行うことができるという利点があります。

また糖尿病の方は様々な病気を併発しやすいので、一般内科と同じように、常に全身に目配りしており、疾患によっては速やかに専門の施設を紹介します。当院は東京慈恵会医科大学附属葛飾医療センターをはじめ多くの総合病院や専門クリニックと連携を取ることで、効率よく糖尿病やその他の疾患を治療します。

かかりつけ医で糖尿病を治療していても、さまざまな理由でうまくいかない場合があります。

  • 低血糖を頻繁に起こしてしまう
  • 血糖コントロールの目標が3ヶ月以上達成できない、悪化している
  • 妊娠糖尿病の方がインスリン療法をはじめる

など、より専門的な治療をおこなった方がよい場合には、糖尿病専門医の元へ紹介が必要です。

食事・運動・インスリン注射・血糖値測定など、一度にたくさんのことを伝えたい場合には、専門医のもとで「教育入院」をおこなうこともあります。また、手術の時には血糖値のコントロールを強化する必要があるので、あまりコントロールがよくない方は手術の前に教育入院をするということも珍しくありません。

糖尿病治療でおこなうこと

糖尿病の治療の3本柱は、食事、運動、薬物です。

と一言で言っても、患者さんによりその中身は同じではありません。それは、一人ずつ体質の中身も強さも違い、また体格や生活習慣、他の病気を合併しているかどうか、などの状況が異なるからです。

従って、患者さん人一人の体質や習慣に合わせた治療を継続することになります。具体的な内容は糖尿病治療の詳細ページをご覧ください。

運動する男女

持続グルコースモニタリング測定(isCGM)・インスリンポンプ療法

持続グルコースモニタリングとは

持続グルコースモニタリング(CGM)とは、上腕などの皮膚に細い針を刺して、皮下のグルコース(糖)の濃度を、最大14日間まで、持続的に測定し記録してくれる器械です。

血糖値と大まかには同じと考えられるので、24時間の血糖値を「点」ではなく「線」としてわかりやすく把握することができます。1日のなかで何時頃、あるいはどのような場面で、血糖が上下するのか、気がつかない時間帯に低血糖がないか、日によってどれくらい血糖の動きが変わるのか、などがわかるので、治療法の調整だけではなく、生活面での「気づき」に役立ちます。
2022年から、保険適応が拡大されましたので、より多くの患者さんが利用できるようになりました。

インスリンポンプとは

人間の体は、インスリンの分泌が非常に精密に制御されています。体にインスリンが不足している場合は、1日に何回かインスリンの注射を行いますが、特に細かい調節が必要な場合は、細くて柔らかいチューブの先にとりつけた針を皮下に留置して、携帯用の小型のポンプからインスリンを注入し、食事や運動などその人の生活に合わせながらその速度や量を調整できます。

これをインスリンポンプといい、血糖をきめ細かくコントロールすることができます。
年々新しい機種が発売されており、糖尿病の専門医によるアドバイスやサポートが必要ですので、当クリニックでもお手伝いいたします。

参考文献

A 糖尿病では、治療指標として、1−2ヶ月の血糖コントロールの平均を反映する「HbA1c」が用いられます。 しかし、血糖値は、単に高い低いだけでなく、様々な原因で変動が大きいことが特徴で、HbA1cだけでは全貌はとらえきれません。
CGMのメリットとしては、これまで「点」でしか捉えられなかったグルコース値が、24時間の連続的な「線」として見える化されることです。食事や行動、インスリン注射との関係がわかりますし、日によってどれくらい違いがあるのか、グルコース値が適切な範囲にある時間は全体の何%なのか、さらにこれまで発見が難しかった夜間の低血糖もわかります。医療関係者にとって、治療法の調整に役立つだけではなく、患者さんにとっても生活面での「気づき」が得られ、かつ治療意欲がわき、行動変容が期待できます。
自己血糖測定と比較して、穿刺の痛みがないこともメリットですし、自己血糖測定操作の難しい高齢者にも利用可能です。さらに、データをクラウド管理して、医療関係者と患者、あるいはご家族と共有できるシステムもあり、遠隔医療や、一人暮らしの方の血糖管理にも有用です。
デメリットとしては、センサーかぶれ、違和感、などがあります。また日常生活にはほぼ不便はありませんが、それでも入浴や運動時に取り外す必要があるものもあります。また、あくまで血糖値の代理であることは重要で、血糖値の急な変動には間質液の変化が追いつかず、不正確になることもあるので、必要な時には自己血糖測定ができるようにしておくことが大切です。

A CGMには大きく分けて、医療者が後ろ向きに(後からまとめて)患者さんのCGM値を把握する「プロフェッショナルCGM」と、患者さん自身でその時のCGM値を把握できる「パーソナルCGM」とがあります。
後者には、患者さんが何もしなくてもCGM値が把握される「リアルタイムCGM (real time CGM; rtCGM)」と、患者さんが定期的に読み取り機をセンサーにかざしてデータを取り込む「間歇スキャン式CGM(intermittently-scanned CGM; isCGM)」とがあります。このisCGMは、発売メーカーが使用した「flash glucose monitoring (FGM)」という呼び名が使われることもあります。
それぞれに一長一短がありますが、いずれも一日数回指に針を刺して血糖を測定する方法に比べ、簡便で多くの情報量が得られます。
最近は、リーダーがわりにスマホを利用できたり、高値や低値のアラーム機能がついたり、患者さんの特性やご希望に合わせてさまざまな選択できるようになりました。
保険適応の範囲も拡大され、インスリン注射をしている方であれば、isCGMである商品名「フリースタイルリブレ」、rtCGMである商品名「デクスコムG6」が、保険で使用可能です。

A CGMで測定しているのは、皮下組織の間質液のグルコース濃度で、通常は血糖値とほぼ同じと考えられています。機器の進歩により、値はかなり正確になりましたが、機器・センサーによるばらつきや個人差もありますので、CGMでは、自己血糖測定の値と時々比較・較正が必要なことも多いです。また、血糖値が急激に変動した場合は、間質液の変動が追いつかない場合があり、特に急激な低血糖では注意が必要と言われています。なお、機種により装着部位が上腕、腹部、と異なりますが、部位による大きな差はないとされています。

診療予定表

概要

院長 安田佳苗
副院長 安田和基
(杏林大学内科学教授ー糖尿病)
スタッフ 5名
標榜科 糖尿病内科、一般内科
所属・資格 日本糖尿病学会認定、糖尿病専門医・研修指導医、
日本内科学会認定、総合内科専門医
住所 〒125-0062 
東京都葛飾区青戸3丁目30-5
電話 03-5680-5533
連携医療機関 慈恵医大葛飾医療センター
東京都立東部地域病院
東京大学医学部附属病院
朝日生命成人病研究所附属病院
など

診療時間

診療時間 日祝
9:00 〜 12:00
(初診は11:30まで)
14:00 〜 18:00
(初診は17:30まで)

※休診日:木曜、日曜日、祝日
※当院は予約優先で診療を行っています。
※ワクチン予約はお電話でお願いします。

※当院では風邪症状など「発熱専門」の外来は行っておりません。

糖尿病患者さんの重症化リスクが高まるため、発熱(風邪症状)の患者さんは事前にお電話でのご予約をお願いします。糖尿病患者さんの予約のない時間になるため、枠が少ないことをご容赦願います。また予約なしでご来院の場合、隔離施設がないため大変お待たせすることがございますのでご理解をお願いいたします。詳細はこちら

・診療には各種カードがご使用いただけます。