よくあるご質問

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▼クリニックについて
クレジットカードは使えますか?

現在、VISA,MasterCard,JCB,が使えるようになっています。将来的には、広くキャッシュレスに対応していく予定です。

駐車場はありますか?

申し訳ありませんが、専用駐車場はありません。クリニックから公団方向50m先にタイムス青戸3丁目店、があり、クリニック裏にも数台停められるコインパーキングがあります。自転車は専用駐輪場があります。

初診はどのくらい時間がかかりますか?

個々の病状により、また、院内の混雑にもより、確実ではありませんが、だいたい1時間〜2時間みていただければと思います。速やかに検査や問診を進めるためにも、是非、電話でのご予約をお願いいたします。

▼ 糖尿病について
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)とはなんですか?

◎経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)とは、試験用の糖質液(75gトレーランG)を飲んでいただき、その後の血糖値の動きを調べる検査です。検査は、約3時間ほどかかり、何回か採血、採尿をしますが、以下のようにいろいろな情報が得られます。

◎人間のからだは、糖を摂取すると、糖の吸収とともに膵臓から血糖を調節するインスリンが速やかに分泌され、血液中にとりこまれた糖分が内臓へゆきわたります。この処理はとても迅速かつ精密で、健康な人では食後もほとんど血糖値は上昇しません。

◎糖尿病では、初期からこの糖の処理能力に異常がみられます。OGTTは糖を処理するちからやスピードがわかるので、糖尿病や糖尿病予備群(境界型)の診断にとても有用です。血液中のインスリンも同時に測定すると、インスリンの分泌の量や反応のすばやさも調べることができるので、糖尿病のタイプや、将来の糖尿病になりやすい体質についてもわかります。

◎検査の対象となるのは、ほかの検査から糖尿病が強く疑われる方のほか、肥満、高血圧、脂質異常症、脂肪肝など、動脈硬化に関係した病気があり糖尿病を早期に見つける必要がある方にも強くお勧めします。妊婦さんの場合、妊娠糖尿病の診断にも使われます。

◎なお余談ですが、この検査で用いる糖分のカロリーは300kcal([糖分1gあたり4kcal]×75g=300kcal)で、実は通常の食事の半分以下なのに、食事よりも血糖値が上がりやすく、「処理能力」の軽度の異常も敏感に検出できます。裏を返せば、この検査のように「糖分入りの液体を」「一気に飲む」と、少ないカロリーで血糖値が上昇しやすくなるので、糖尿病の体質のある方は、ジュースやスポーツ飲料などに注意が必要なのです。この検査と反対の方法、つまり「普通の食事の形態で」「ゆっくり食べる」ことが、糖尿病を悪くしないために重要であることも、納得いただけると思います。

妊娠糖尿病と言われましたが、無事出産し、薬もインスリンもいらなくなりました。これでもう当分検査しなくても良いでしょうか。

妊娠糖尿病の方は、出産後にはほとんどの方が血糖値のための薬が不要になります。しかし実は、妊娠糖尿病だった方は、将来糖尿病になるリスクが高いことが知られています。そのため、少なくとも産後1年、できればその後も、定期的なチェックが必要です。お心当たりの方は、是非受診をお勧めします。
妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠

糖尿病で治療中ですが、妊娠してもいいのでしょうか?子どもに影響が出ないかと心配です。

血糖コントロールの悪い状態で妊娠すると流産や胎児奇形のリスクが高いため、あらかじめ糖尿病を十分コントロールをした上での計画妊娠が必要です。できるだけHbA1c7%以下を目指します。また網膜症や腎症などの合併症があると、妊娠中に急に進行することがあるので、合併症の状況も十分確認します。その上で、妊娠中は通常より厳しい血糖コントロールを行います。1型糖尿病で血糖変動が激しい場合は、ご本人とご相談の上、インスリンポンプ療法を用いることもあります。
このように妊娠前・妊娠中とも考えなくてはいけないことは多いですが、こうした注意を怠らなければ、糖尿病でないお母さんとほぼ同等に安全な妊娠・出産が期待できると思います。
妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠

持続グルコースモニタリング(CGM)のメリット、デメリットは何でしょうか。

糖尿病では、治療指標として、1−2ヶ月の血糖コントロールの平均を反映する「HbA1c」が用いられます。
しかし、血糖値は、単に高い低いだけでなく、様々な原因で変動が大きいことが特徴で、HbA1cだけでは全貌はとらえきれません。
CGMのメリットとしては、これまで「点」でしか捉えられなかったグルコース値が、24時間の連続的な「線」として見える化されることです。食事や行動、インスリン注射との関係がわかりますし、日によってどれくらい違いがあるのか、グルコース値が適切な範囲にある時間は全体の何%なのか、さらにこれまで発見が難しかった夜間の低血糖もわかります。医療関係者にとって、治療法の調整に役立つだけではなく、患者さんにとっても生活面での「気づき」が得られ、かつ治療意欲がわき、行動変容が期待できます。
自己血糖測定と比較して、穿刺の痛みがないこともメリットですし、自己血糖測定操作の難しい高齢者にも利用可能です。さらに、データをクラウド管理して、医療関係者と患者、あるいはご家族と共有できるシステムもあり、遠隔医療や、一人暮らしの方の血糖管理にも有用です。
デメリットとしては、センサーかぶれ、違和感、などがあります。また日常生活にはほぼ不便はありませんが、それでも入浴や運動時に取り外す必要があるものもあります。また、あくまで血糖値の代理であることは重要で、血糖値の急な変動には間質液の変化が追いつかず、不正確になることもあるので、必要な時には自己血糖測定ができるようにしておくことが大切です。
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CGMには種類があるのですか?

CGMには大きく分けて、医療者が後ろ向きに(後からまとめて)患者さんのCGM値を把握する「プロフェッショナルCGM」と、患者さん自身でその時のCGM値を把握できる「パーソナルCGM」とがあります。
後者には、患者さんが何もしなくてもCGM値が把握される「リアルタイムCGM (real time CGM; rtCGM)」と、患者さんが定期的に読み取り機をセンサーにかざしてデータを取り込む「間歇スキャン式CGM(intermittently-scanned CGM; isCGM)」とがあります。このisCGMは、発売メーカーが使用した「flash glucose monitoring (FGM)」という呼び名が使われることもあります。
それぞれに一長一短がありますが、いずれも一日数回指に針を刺して血糖を測定する方法に比べ、簡便で多くの情報量が得られます。
最近は、リーダーがわりにスマホを利用できたり、高値や低値のアラーム機能がついたり、患者さんの特性やご希望に合わせてさまざまな選択できるようになりました。
保険適応の範囲も拡大され、インスリン注射をしている方であれば、isCGMである商品名「フリースタイルリブレ」、rtCGMである商品名「デクスコムG6」が、保険で使用可能です。
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CGMで測定しているのは、血糖値と同じでしょうか。

CGMで測定しているのは、皮下組織の間質液のグルコース濃度で、通常は血糖値とほぼ同じと考えられています。機器の進歩により、値はかなり正確になりましたが、機器・センサーによるばらつきや個人差もありますので、CGMでは、自己血糖測定の値と時々比較・較正が必要なことも多いです。また、血糖値が急激に変動した場合は、間質液の変動が追いつかない場合があり、特に急激な低血糖では注意が必要と言われています。なお、機種により装着部位が上腕、腹部、と異なりますが、部位による大きな差はないとされています。
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▼ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、どういうことから気づくのですか?

まず睡眠時の症状としては、いびきが大きく、かつ時々止まる、ということで、近くにいるご家族や、旅行時の友人などが気づくことが多いです。仰向けだと舌根が沈下するので症状が強くなる方もいます。ご本人は、眠りも浅くなっているので、寝起きがすっきりしない、集中力が出ない、あるいは日中急に睡魔が襲ってくる、などの症状がありますが、かなり重症のSASでも、ほとんど自覚症状のないことも多いです。
また、体型的には中等度から高度肥満の方が多いのですが、日本人では骨格の関係からか軽度の肥満傾向の方でもいます。内科的には、高血圧、糖尿病、不整脈、などを合併している方が多く、そうした内科疾患がきっかけとなって、私たちが検査をお勧めし、SASが発見されるケースも大変多いです。
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SASはなぜ、放置しておいてはいけないのですか?

SASの影響は、大きく分けて、脳への影響と、酸素不足によるストレスが体に与える影響の、2つがあります。
脳については、睡眠が浅いために、日中の眠気や倦怠感、朝起きた時の頭痛、さらに集中力や注意力が散漫となります。特に運転中に居眠りが生じると大きな事故にも繋がります。脳への影響が長期に続けば、認知症が起きやすく進みやすくなります。
もう一つは、酸素不足により、交感神経が緊張し、ストレスホルモンが出ることで、高血圧、糖尿病、をはじめとして、脳卒中や心筋梗塞など、様々な生活習慣病が3倍から5倍増えると言われています。心房細動という不整脈も生じやすくなり、血栓が生じて脳卒中も生じます。酸素不足を補うために赤血球が増える多血症が進行すると、血液がドロドロに近くなり、さらに多くの病気を悪化させます。
SASは気がつきにくく、日中の眠気があっても「忙しいから」だと放置されることが少なくありません。疑わしい場合は是非検査をお受けになることをお勧めします。
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)には、どのような治療があり、どの診療科にかかればいいのですか?

無呼吸の回数が多く、日中の眠気が非常に強い場合には、睡眠中呼吸が止まりそうな時に、空気圧をかけて気道を広げ強制的に空気を送り込む「CPAP(経鼻的持続陽圧気道圧)」という方法が一般的です。最近ではクラウドでCPAPの状況をモニターできるので、その効果を患者さんと医療者で簡単に共有できるようになりました。
効果には個人差がありますが、劇的に症状が改善する場合もありますし、そうでなくても長期的に脳卒中や心筋梗塞などのリスクを低下させるという報告もあります。
その他、下顎の位置を調節するマウスピースを作製することもあります。
小児では、扁桃腺の腫大やアデノイドなどの物理的な原因を手術で取り除くこともあります。
しかし肥満を合併する場合は、肥満の是正が最も重要で、SAS自体だけでなく、その合併症の軽減にも役立ちます。また治療を長期的に継続することも非常に大切です。
SASの治療は、精神科、呼吸器内科、循環器内科、あるいは睡眠専門クリニックなど、様々な診療科で行われていますが、糖尿病を扱う内科で、肥満の治療と合わせて加療することが多いのもこのためです。
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▼ ワクチンについて
帯状疱疹予防ワクチンについて

帯状疱疹を予防するワクチンには現在2種類あり、それぞれ長所短所があります。
詳細についてはワクチン・健康診断等のページのワクチンについてをご覧ください。

▼ 生活習慣病について
最近体重が増えて、健診で「高血圧」と「中性脂肪高値」、「糖尿病疑い」の判定でした。
どれも重症でないようなので、そのままにしておいてよいでしょうか?

糖尿病、高血圧、脂質異常症(特に中性脂肪が高い、あるいはHDLコレステロールが低い)、などはそれぞれ単独でも動脈硬化を起こしやすいですが、これらに共通する背景原因として、内臓脂肪蓄積が注目されています。内臓脂肪蓄積があり、かつこれらの因子が複数あると、単独の場合に比べて動脈硬化、心臓病、脳卒中などのリスクが一気に跳ね上がります。一つ一つが重症でない場合、つい放置されがちですが、複数併せ持つ場合は非常に危険なのです。
「少し太ってきて」「重症でないけど生活習慣病が複数指摘された」場合こそ、早期治療を開始するメリットが大きいチャンスなので、健診の結果を持って、是非受診されご相談いただきたいと思います。
生活習慣病

それほど太っていないし、お酒も飲まないのに、検診で脂肪肝と言われましたが、なぜでしょうか?

従来、脂肪肝 といえば、太って肉付きの良い方か、大酒のみというイメージがありました。またウイルス性の慢性肝炎などに比べ、数値の異常が少なく、放っておいても問題が少ない病気とされていました。ところが最近、アルコールも飲まないのに脂肪肝が強く、しかも血液検査で肝臓の数値が高くなる方が注目されており、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」と呼ばれています。
NASHが注目される理由は大きく2つあります。一つは、「肝炎」という名称にあるように、進行して肝硬変や肝細胞癌にいたることがある点です。もう一つは、内臓脂肪蓄積と深い関係があり、いわばメタボリック症候群の肝臓版ともいうべきもので、糖尿病、高血圧、脂質異常症、さらには動脈硬化を起こしやすい点です。しかも日本人は、それほど肥満しなくてもこうした脂肪肝、あるいはNASHになりやすいとされています。健診で脂肪肝と言われたら、「たかが脂肪肝」と軽視せず、生活習慣病全般へのケアの警鐘だと捉えて、是非ご相談いただきたいと思います。
生活習慣病

以前健診で、糖尿病と高血圧が引っかかり要精査とされましたが、忙しくてそのままにして、10年近く健診を受けていません。
幸いなんの症状もありませんが、次はいつ頃検査を受ければいいでしょうか。

生活習慣病は、一般には年齢とともに進みますので、無症状でも、そのままにしておくと大抵は進行します。またその間に動脈硬化を起こして、ある日突然心筋梗塞や脳卒中で病院に運ばれることもあります。そうならないコツは、とにかく定期的な検査と、必要な治療を続けることです。過去に生活習慣病の指摘があって、何年も検査を受けていないこと自体、とても危険です。
「いつ受診するか?今でしょ!」と思います
生活習慣病

診療予定表

概要

院長 安田佳苗
副院長 安田和基
(杏林大学内科学教授ー糖尿病)
スタッフ 5名
標榜科 糖尿病内科、一般内科
所属・資格 日本糖尿病学会認定、糖尿病専門医・研修指導医、
日本内科学会認定、総合内科専門医
住所 〒125-0062 
東京都葛飾区青戸3丁目30-5
電話 03-5680-5533
連携医療機関 慈恵医大葛飾医療センター
東京都立東部地域病院
東京大学医学部附属病院
朝日生命成人病研究所附属病院
など

診療時間

診療時間 日祝
9:00 〜 12:00
(初診は11:30まで)
14:00 〜 18:00
(初診は17:30まで)

※休診日:木曜、日曜日、祝日
※当院は予約優先で診療を行っています。
※ワクチン予約はお電話でお願いします。

※当院では風邪症状など「発熱専門」の外来は行っておりません。

糖尿病患者さんの重症化リスクが高まるため、発熱(風邪症状)の患者さんは事前にお電話でのご予約をお願いします。糖尿病患者さんの予約のない時間になるため、枠が少ないことをご容赦願います。また予約なしでご来院の場合、隔離施設がないため大変お待たせすることがございますのでご理解をお願いいたします。詳細はこちら

・診療には各種カードがご使用いただけます。