肥満症治療
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肥満症治療
肥満は単なる見た目の問題ではなく、さまざまな健康リスクを伴う状態です 。近年、治療の選択肢は大きく広がっていますが、正しい知識を持つことが健康への第一歩となります 。
糖尿病専門医の視点から、肥満症の定義や最新の治療法について分かりやすく解説します。
肥満と肥満症の違いをご存知ですか
単に体重が重い状態を「肥満」と呼びますが、医学的に治療が必要な状態は「肥満症」と定義されます 。
肥満の基準とBMIの計算方法
日本における肥満の判定には、BMI(体格指数)という指標が用いられます 。
BMIの計算式
体重(kg)を身長(m)の二乗で割った数字をBMI(体格指数)
例えば、身長160cmで体重60kgの方の場合、計算式は 60 ÷ (1.6 × 1.6) となり、BMIは23.4と算出されます 。
判定基準の比較
1.日本の基準:BMI 25以上が「肥満」、35以上が「高度肥満」とされています 。
2.西欧の基準:BMI 30以上が「肥満」と定義されています 。
日本で基準が厳しく設定されている理由は、日本人はBMIが低くても糖尿病などの健康障害を起こしやすい体質であるためです 。
治療が必要な肥満症とは
BMIが25以上であり、かつ肥満が原因で健康障害を引き起こしている、あるいはそのリスクが高い場合に「肥満症」と診断されます 。
対象となる主な健康障害
① 内科的疾患:糖尿病、高血圧、脂質異常症など 。
② その他:睡眠時無呼吸症候群、婦人科的疾患、整形外科的疾患など 。
これらの合併症がある場合、肥満の解消は疾患そのものを根本から治療する重要な手段となります 。
最新の薬物治療と使用条件
近年、高い体重減少効果が期待できる新しい注射製剤が登場し、治療の選択肢が広がりました 。
主な薬剤の種類
1. GLP-1受容体作動薬(ウゴービ)
2. GIP/GLP-1受容体作動薬(ゼップバンド)
使用できる方の条件
1. BMI 35以上の方は、肥満があるだけで使用可能です 。
2. BMI 27以上35未満の方は、特定の健康障害で治療中であれば使用できる場合があります 。
これらの薬剤は合併疾患の改善にも大きく寄与しますが、副作用のリスクも伴います 。そのため、単なる「やせ薬」としての安易な使用は非常に危険です 。公的保険で受けるためには、6か月以上の栄養指導の記録が必要であり、使用できる施設や条件も厳格に定められています 。
リバウンドの少ない手術療法
内科的な治療を継続しても十分な効果が得られない場合、保険適用での手術療法(減量・代謝改善手術)という選択肢があります 。
手術の対象となる目安
1. BMI 35以上で特定の疾患を合併し、6か月以上の内科的治療でも改善しない方 。
2. 糖尿病の治療が困難な場合は、BMI 32以上から対象となります 。
この手術は脂肪吸引とは根本的に異なり、世界的に広く行われている有効な治療法です 。実際に手術を受けた患者さんの多くは、平均35kg以上の減量を達成しており、リバウンドも少なく、糖尿病などの内科的疾患が劇的に改善する傾向にあります 。
治療の基本は常に生活習慣の改善
治療の選択肢がどれほど増えても、肥満症治療の根幹は「食事療法」と「運動療法」であることに変わりはありません 。当院では、患者さんお一人おひとりの状態に合わせた最適な治療プランをご提案しております 。
なお、当院では最新の注射製剤による治療は行っておりませんが、必要と判断される場合には適切な専門施設をご紹介させていただきます 。
肥満症の改善に向けた具体的なステップとして、まずはご自身の健康状態をチェックするためのカウンセリングから始めてみませんか?
診療予定表
概要
| 院長 | 安田佳苗 |
|---|---|
| 副院長 |
安田和基 (杏林大学内科学教授ー糖尿病) |
| スタッフ | 5名 |
| 標榜科 | 糖尿病内科、一般内科 |
| 所属・資格 |
日本糖尿病学会認定、糖尿病専門医・研修指導医、 日本内科学会認定、総合内科専門医 |
| 住所 |
〒125-0062 東京都葛飾区青戸3丁目30-5 |
| 電話 | 03-5680-5533 |
| 連携医療機関 |
慈恵医大葛飾医療センター 東京都立東部地域病院 東京大学医学部附属病院 朝日生命成人病研究所附属病院 など |
診療時間
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00 〜 12:00 (初診は11:30まで) |
● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
| 14:00 〜 18:00 (初診は17:30まで) |
● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |
※休診日:木曜、日曜日、祝日
※当院は予約優先で診療を行っています。
※ワクチン予約はお電話でお願いします。
※当院では風邪症状など「発熱専門」の外来は行っておりません。
糖尿病患者さんの重症化リスクが高まるため、発熱(風邪症状)の患者さんは事前にお電話でのご予約をお願いします。糖尿病患者さんの予約のない時間になるため、枠が少ないことをご容赦願います。また予約なしでご来院の場合、隔離施設がないため大変お待たせすることがございますのでご理解をお願いいたします。詳細はこちら
・診療には各種カードがご使用いただけます。